今回は、ハンドメイド作品の販売をしたいけれど、なかなか実行に移せない販売初心者の作家さんに向けた記事です。

ハンドメイド作品を販売したいけど、どこまで準備すればいいかわからない

どのくらい上手くなれば売っていいのかな…
悩みや迷いを感じて、一歩が踏み出せないハンドメイド作家さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
最初にお伝えしておくと、「このくらいなら販売していい」という明確な基準はありません。
ですが、個人的な意見としては、お客さまに迷惑がかからないように準備を整えたら販売開始してみることをおすすめします。
この記事では、販売開始を迷っているハンドメイド作家さんに向けて、ヒントをまとめました。
「準備中」のまま販売に踏み切れない場合

ハンドメイド作品の販売に向けて準備を進めているものの、ずっと「準備」をし続けて、なかなか販売に踏み出せない。
そんな状態の方もいるのではないでしょうか。
ここが販売開始のタイミング!という明確な基準がないため、「まだなにか足りないのでは…」と不安を感じてしまい、踏み切れない場合もあります。
完璧な準備はできなくていい

販売をするからには、準備を万全に整えてから、と考えるのは悪くありません。
ですが、あまりに完璧を求めすぎると、いつまでも「準備」が終わらずに時間が経ってしまいます。
理想を追いかけているうちに、やることが増え続けたり、時間やお金がかかりすぎてしまうこともあります。
完璧に準備を整えるのは実際には難しく、どこかで現実との折り合いをつけることも大切です。
実際にやってみることで販売初心者さんも成長できる

販売活動をするハンドメイド作家さんには、作品制作の技術だけでなく「販売スキル」も必要です。
販売スキルは、イベント販売・オンライン販売・委託販売など、方法によっても求められる内容が変わります。
こうしたことは、ネットで調べたり本を読んだりして、知識として身につけることも可能です。
しかし、実際にやってみて経験を積むことが、何よりのスキルアップ方法となります。
もしまだご自身に未熟な部分があったとしても、思い切って経験してみる。
それによって、より素敵なハンドメイド作家としての成長につながるのではないでしょうか。
あとから改善点は必ず出てくる

もしも、ハンドメイド作品の販売に向けて「これで完璧!」と思える準備ができたとします。
ですが、実際にはあとから改善点や見直したい部分は必ず出てきます。
事前にイメージや下調べをしっかり行っていても、実際やってみて初めて分かることも多いものです。
また、作品販売を取り巻く環境も日々変わっています。
販売スタイルや作家としての方向性は、販売活動をしながらでも調整していけます。
大手メーカーの有名商品であっても、少しずつ改善を重ねられているのです。
ある程度準備が整ったら、あとは「不都合があればその都度、直していけばいい」と考えておくと、気持ちが少し楽になりますよ。
販売開始のタイミングがわからない場合

販売初心者さんにとって、販売をはじめることは大きな出来事のはず。
販売開始の前にやるべきことが多く感じて、途方に暮れてしまうこともあると思います。
この記事の最初でもお伝えした通り、「ここまでやれば販売開始していいよ!」というはっきりとした区切りはありません。

それでも何らかの「目安」が欲しい
そう感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、これからサイト運営者である「さつきや」の個人的な考えをお伝えします。
目安を欲しいという方に、参考のひとつとして受け取っていただければ嬉しいです。
最低限の準備ができたら販売してみよう

どこまで準備を整えれば販売していいのかタイミングがわからず、不安から踏み出せずにいる方もいるかもしれません。
まず、前のセクションでもお伝えした通り、「完璧」にこだわりすぎる必要はありません。
そして、実際に経験することは大きな学びにつながります。
自分の中であれこれ悩みや迷いがあっても、一度の実践で答えが出ることもあるでしょう。
最低限の準備ができたと感じたら、思い切って販売を開始してみてはいかがでしょうか。
例えば…
販売の一歩を踏み出してみよう!
販売開始の目安は「お客さまに迷惑がかからない」こと

気になるのが「最低限の準備とは何か」という点でしょう。
販売活動をするハンドメイド作家さんにとって、最も避けたいことがお客さまに迷惑をかけることです。
そのため、販売に向けた最低限の準備とは「お客さまに迷惑が掛からない状態」であることが目安ではないかと思います。
ここからは、その具体的な内容を見ていきましょう。
販売するハンドメイド作品の状態

作品制作の技術がまだ未熟だから…と、自信が持てない方もいらっしゃるかもしれません。
作品の状態は、特に販売開始の目安がわかりづらい部分でもあります。
ですが、制作スキルは経験や練習を重ねることで、少しずつ向上していくものです。
「もっと上手くなってから販売しよう」と考えていると、いつまでもタイミングがつかめなくなってしまいます。
そのため、まずは最低限満たしておきたい条件を基準に考えてみましょう。
仕上がりについては、判断に迷う方も多いかもしれません。
お客さまにとって大切なのは、「制作の事情」ではなく「問題なく使用できるかどうか」です。
使用するうえで不安や違和感を感じないかどうか「お客さま目線」で判断することをおすすめします。
ハンドメイド作品の発送・梱包まわりの準備

販売活動をするハンドメイド作家さんにとって、お客さまに作品を無事にお届けするまでが仕事です。
作品を破損させず、確実にお客さまにお渡しするためには、配送方法の選定、梱包材の入念な準備が必要となります。
配送や梱包の用意が整っていないと、取引トラブルにつながる可能性もあります。
何より、お客さまにご迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。
販売初心者さんは、発送や梱包まわりを事前にしっかり準備しておきましょう。
たとえばオンライン販売の場合、注文が入ってから「想定していた配送方法では送れない」といったことが起きると、対応に追われるだけでなく、ハンドメイド作家としての信頼にも関わってきます。
イベント出店などの対面販売の場合でも、用意した手提げ袋に作品が入りきらなければお客さまは困ってしまいます。
発送や梱包の準備は、安全な作品販売をするためには欠かせません。
販売開始前に、念入りに確認しておきましょう。
販売初心者さんが困りやすい価格設定

販売を始める際、価格の決め方が分からず迷うこともあると思います。
さつきやの個人的な考えとしては、価格はあとから見直すこともできます。
とにかく一度決めて、販売を始めてみてはいかがでしょうか。
販売価格については、「安すぎる」「高すぎる」といった判断は、基本的にハンドメイド作家側の問題です。
お客さまに直接迷惑がかかるケースはあまりないでしょう。
価格が安すぎた場合は、利益が少なくなるといったハンドメイド作家さんの負担となります。
高すぎる場合は売れにくくなる可能性がありますが、それも作家側のリスクであり、トラブルにつながるケースは少ないでしょう。
また、自分では高いと感じる価格でも、その価値に納得して購入してくださるお客さまもいらっしゃいます。
販売価格にお客さまが納得しているのであれば、大きな問題にはなりにくいものです。
これまでお伝えしてきた通り、販売を始めたあとでも改善や見直しは可能です。
価格についても、タイミングや告知に配慮は必要ですが、調整していくことができます。
まずは一度、ご自身なりの価格を決めてみましょう。
価格設定の方法について
価格の決め方は、ハンドメイド作家さんによってさまざまです。
「これが正解」という価格もありません。
迷っている場合は、以下のような方法を参考にしてみてください。
これら以外にもさまざまな考え方があります。
ご自身が納得でき、販売活動を無理なく続けられる価格にすることをおすすめします。
クレーマーが心配な場合


販売を始めて、クレーマーに会ってしまったらどうしよう
こうした不安を抱くハンドメイド作家さんは多いと思います。
ここでいうクレーマーとは…
クレーマーに遭遇するリスクへの不安は、販売初心者さんに限ったものではありません。
すでに販売活動をしている多くのハンドメイド作家さんも、多少なりとも感じていることだと思います。
はっきり言うと、クレーマーに遭遇する可能性をゼロにすることはできません。
幸いにも、わたし自身は悪質なクレーマーに遭遇した経験はありません。
ですが、知り合いの作家さんが心ない言葉を受けて傷ついている場面を見たことはあります。
そのときは、わたし自身も動悸がするくらいショックで、とても怖さを感じました。
クレーマーリスクを抑える工夫

クレーマーを完全に避けることはできませんが、リスクを抑える工夫は可能です。
いくつかの例をご紹介します。
minneやCreemaのような販売サイトは、一見すると当事者同士だけのやり取りに見えるかもしれません。
しかし実際には、運営側が取引内容を確認できます。
管理された環境であることで、理不尽な要求や暴言にも抑止力が働くでしょう。
いざというときに助けを求められるサポート体制も整っており、一人で抱え込まずに済む安心感もあります。
同様に、マルシェやイベントなどの対面販売でも、周囲の目があることで一定の抑止力が働きます。
また、販売の場はハンドメイドに特化しているか、理解のある場所を選ぶこともおすすめです。
お客さま自身もハンドメイド作品に対して理解が深く、販売の場を大切に思っている方が多いためです。
ご紹介したような工夫をしていても、悪質なクレーマーに遭遇するリスクを完全に避けることはできません。
いわゆる「治安のよい」環境を選んだ場合でも、100%安全ではないことは知っておきましょう。
今回は「販売初心者さんがクレーマーに遭遇するリスクを抑える」という観点から、いくつかの工夫をご紹介しました。
上記の工夫に当てはまらない販売方法であっても、必ずしも悪質な利用者に遭遇するわけではありません。
SNS販売についても、常連さんを持ち、順調に運営されている作家さんもいらっしゃいます。
もしどうしてもクレーマーが気になる場合

繰り返しになりますが、クレーマーのリスクを完全にゼロにすることはできません。
攻撃的なことを言われたら、だれでも傷つきます。
中には、強い言葉をぶつけられることに、人一倍敏感な方もいらっしゃると思います。
もし
「リスクがゼロでなければ安心して販売できない」
「一度でもクレーマーに遭遇したら立ち直れそうにない」
そう感じる場合は、販売という活動がご自身に合っているかをもう一度、考えてみてもよいかもしれません。
ハンドメイド作家は、必ず販売をしなければならないわけではありません。
作品制作を通しての表現活動をしていればすでにハンドメイド作家ですし、販売以外にもSNS発信や展示会など、さまざまな発表の方法があります。
苦情=悪質クレーマーではないことに注意

すべての指摘や不満の声が「悪質なクレーマー」というわけではありません。
理不尽で攻撃的な言動は明らかに問題ですが、改善点を冷静に伝えてくれる方や、こちらの不備に対して不満を伝えてくる方は性質が異なります。
こうした声の中には、ハンドメイド作家として成長するヒントもあります。
理由があって批判的な意見を伝えている方まで排除してしまうのは、おすすめできません。
「文句を言う人には買ってほしくない」という気持ちが強い場合は、販売活動との向き合い方を見直してみてもよいでしょう。
もしも悪質クレーマーに遭遇したら

こうした対策で、クレーマー遭遇に対する一定のリスクは抑えることができます。
それでも万が一、悪質なクレーマーに遭遇してしまった場合は、ひとりで抱え込まず、落ち着いて対応してください。
メッセージでの暴言や脅迫などがあった場合は、やり取りの内容をスクリーンショットなどで保存しておくと、第三者に相談する際にも説明しやすくなります。
まとめ
今回は、販売初心者さん向けに、なかなか一歩を踏み出せないときのヒントをまとめました。
この記事には、わたし個人の考えが多く含まれています。
個人的な意見として、ハンドメイド作品の販売は無理にする必要はありません。
ですが、興味があれば挑戦してみるのもよいと思います。
その際は、お客さまにご迷惑をかけない程度には準備を整えておきましょう。
販売したいけれど、情報集めから先に進めない。
そんなときに、少しでも参考になれば嬉しいです。

コメント
とてもわかりやすくて色んな事にアドバイスだったり背中を押したり考え直すって気持ちのこもった記事を読ませて頂きました
自分もいつか!って気持ちはあるので
紗月屋さんの図書館は勉強になります✏️
miyaさん、いつもうれしいお言葉をありがとうございます(´;ω;`)
言いたいことがちゃんとお伝えできたかどうか、わからなかったのでとても嬉しいです。
miyaさんのような、いつか販売をやってみたいな、という方にもお役に立てる記事もたくさん書けるように頑張ります✨