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minneの手数料改定はいつから?変更前との違いを徹底比較

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さつきや
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2025年11月より、ハンドメイドマーケット『minne(ミンネ)』では、販売手数料のルールが新しくなります。

といっても、引き下げであって、今よりも利用者さんの負担が軽くなるのでご安心ください。

今回は、minneでの販売を行っている方、これから出店を考えているハンドメイド作家さんに向けて、手数料改定に関する情報を整理しました。

  • 新しい手数料がいつから反映されるのか
  • 改定前と比べてどのくらい負担が変わるのか

この2点を中心にわかりやすく解説していきます。

まず、簡単にまとめると、以下の通りです。

改定対象minneで商品(作品)が売れた際にかかる販売手数料
いつから2025年11月1日から
通常会員
(minne PLUS非会員)
税込10.66%に引き下げ
minne PLUS
ライトプラン
税込10.62%に引き下げ
minne PLUS
スタンダードプラン
税込10.51%に引き下げ
minne PLUS
アドバンスプラン
税込10.45%に引き下げ
minneでは販売手数料の計算時、小数点以下は切り捨てとなります。

それでは、改定内容について詳しく見ていきましょう。

【こちらの記事は2025年10月2日現在の情報をもとに執筆しております。】

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minneの手数料改定はいつから?

改定後の販売手数料が適用されるのは2025年11月1日(土)以降に発送完了した注文です。

この場合、厳密には「発送完了」は発送作業そのものを指していません。

minneの販売取引は、販売者側から購入者への発送完了通知が送信された時点で取引が完了します。

そのため、「2025年11月1日(土)以降に発送完了通知を送信した注文」から、改定後の販売手数料が適用されるということです。

minne販売手数料の詳しい改定内容は?

minneの手数料には主に「販売手数料」・「振込手数料」の2種類がありますが、今回、変更になる対象は販売手数料です。

  • 販売手数料 今回の改定対象
    • 作品が購入された際に差し引かれる手数料
  • 振込手数料
    • 売上金が指定口座へ振り込まれるときに発生する手数料

販売手数料の割合は、各販売会員がminneで加入しているプランごとに異なります。

手数料の変更前と後の違いを表にまとめました。

変更後変更後
通常会員
(minne PLUS非会員)
税込10.89%税込10.66%
minne PLUS
ライトプラン
税込10.89%税込10.62%
minne PLUS
スタンダードプラン
税込10.56%税込10.51%
minne PLUS
アドバンスプラン
税込10.56%税込10.45%
minneでは販売手数料の計算時、小数点以下は切り捨てとなります。

minneの販売手数料計算では、作品の代金・オプション料金に加え、送料も含まれます。

計算方法については、変更はアナウンスされていないため、現行のままと考えて良いでしょう。

変更前と後を見比べると、minne PLUS非会員を含むすべての販売利用者にとって、手数料引き下げとなることがわかります。

また、利用料金が高額なプランほど、手数料の負担は軽くなります。

今回の手数料引き下げによって、どのくらい負担額が変わるのかについては、次のセクションで詳しく解説します。

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販売手数料は変更前とどのくらい違う?

販売手数料は売上に対する割合(%)で決まるため、実際の負担額は分かりにくいものです。

ここでは同じ売上を前提に、改定前後の手数料を比較してみます。

今回は、「通常会員(minne PLUS非会員)」「minne PLUS アドバンスプラン会員」の%設定でそれぞれ計算してみたいと思います。
その他のプランも簡単にまとめています。

仮に、次の条件で売上があったとしましょう。

  • 作品代金   1,000円
  • 送料      500円
  • 【合計金額】1,500円

販売手数料の計算:通常会員(minne PLUS非会員)の場合

まずは有料プランに加入していない通常会員の手数料を変更前・後でそれぞれ計算してみます。

【手数料変更前の計算】

手数料の割合(%)(税抜9.9%)
税込10.89%
計算対象の金額1,500円
販売手数料の金額163円
手数料を引いた手取り金額1,337円
※上記の手取り金額はまだ振込手数料を差し引く前の金額です。

続いて、手数料変更後の計算結果を見てみましょう。

【手数料変更後の計算】

手数料の割合(%)(税抜9.69%)
税込10.66%
計算対象の金額1,500円
販売手数料の金額159円
手数料を引いた手取り金額1,341円
※上記の手取り金額はまだ振込手数料を差し引く前の金額です。

1,500円で計算した場合、4円の差が出ました。

販売手数料の金額手数料を引いた手取り金額
変更前163円1,337円
変更後159円1,341円

販売側のハンドメイド作家さん側としては、負担額が軽くなるのは嬉しいですね。

販売手数料の計算:アドバンスプラン会員の場合

続いて、minneの有料プランで最も高額な「アドバンスプラン」に加入している会員の手数料をみてみましょう。

【手数料変更前の計算】

手数料の割合(%)(税抜9.6%)
税込10.56%
計算対象の金額1,500円
販売手数料の金額158円
手数料を引いた手取り金額1,342円
※上記の手取り金額はまだ振込手数料を差し引く前の金額です。

次に、手数料変更後の割合で計算してみましょう。

【手数料変更後の計算】

手数料の割合(%)(税抜9.50%)
税込10.45%
計算対象の金額1,500円
販売手数料の金額156円
手数料を引いた手取り金額1,344円
※上記の手取り金額はまだ振込手数料を差し引く前の金額です。

1,500円で計算した場合、2円の差が出ました。

販売手数料の金額手数料を引いた手取り金額
変更前158円1,342円
変更後156円1,344円

そのほかの有料プラン「ライトプラン」「スタンダードプラン」についても同じ条件での計算結果だけ簡単に掲載します。

【ライトプラン】

販売手数料の金額手数料を引いた手取り金額
変更前163円1,337円
変更後159円1,341円

【スタンダードプラン】

販売手数料の金額手数料を引いた手取り金額
変更前158円1,342円
変更後157円1,343円

結果をみると、金額に数円の差はあるものの、いずれのプランでも負担額が減っていることが確認できました。

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minne手数料改定の理由は?

今回の手数料改定について、minne公式では次のように説明されています。

このたびminneでは、作家・ブランドのみなさまの活動をさらに支援するため、販売手数料を引き下げる改定を実施いたします。

改定後の手数料額は、業界最安値(※)となり、より多くの方に活動しやすい環境を整えます。ぜひこの機会を、新たな作品の発表や活動拡大にご活用ください。

https://minne.com/infos/4055

もちろん、企業としては実際にいろいろな背景があるはずですが、利用者にとって手数料の負担が軽くなるのは大変ありがたいことです。

告知にあった「活動をさらに支援するため」「より多くの方に活動しやすい環境を」という言葉のとおり、作家の販売活動が活発になれば、結果的にminneの収益も増えていきます。

minneのサービスが今後も長く続くよう、私たちも販売活動を盛り上げていくことで少しずつ還元していけるように頑張りましょう。

minneが業界最安値の手数料に

今回の改定により、minneの販売手数料は業界最安値(※1)となりました。

有料プラン「minne PLUS」に加入すればさらに便利な特典を受けられますが、無料の範囲だけでも販売活動に必要な機能は十分そろっています。

これから販売を始めたいハンドメイド作家さんは、まずは無料で気軽に登録してみるのも良いかもしれません。

  1. ハンドメイド作品の販売を主軸とする国内ハンドメイドマーケット運営会社3社のサイト公表数値を比較。2025年9月30日時点、GMOペパボ調べ。 ↩︎

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まとめ

今回は、2025年11月から実施されるminneの販売手数料改定についてご紹介しました。

あわせて、改定前後で実際にどのくらい負担額が変わるのかも比較しました。

今回の改定は、出品者であるハンドメイド作家さんにとって負担が軽くなる内容です。

浮いた分のコストを制作や販売活動にあてて、より前向きに取り組んでいけると良いですね。

この記事が皆さまの参考になれば幸いです。

さつきや
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改定対象minneで商品(作品)が売れた際にかかる販売手数料
いつから2025年11月1日から
通常会員
(minne PLUS非会員)
税込10.66%に引き下げ
minne PLUS
ライトプラン
税込10.62%に引き下げ
minne PLUS
スタンダードプラン
税込10.51%に引き下げ
minne PLUS
アドバンスプラン
税込10.45%に引き下げ
minneでは販売手数料の計算時、小数点以下は切り捨てとなります。

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