Creema

Creemaの手数料をくわしく解説!振込金額の計算方法もご紹介

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さつきや
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今回は、Creemaで販売する際に

  • 手数料の種類
  • 振込金額はどう計算するのか

について、初心者の方にもわかりやすく解説します。

この記事はこんな人におすすめ
  • Creemaでの販売を考えているハンドメイド作家さん
  • 手数料についてもう一度確認しておきたいCreemaユーザーさん
  • 自分に合った販売サイトを比較検討している方

Creemaの手数料には

  • 作品が売れたときに発生する
    「成約手数料」
  • 売上金を受け取る際にかかる
    「振込手数料」
  • その他
    「決済手数料」
    「スピード振込手数料」
    「再振込手数料」

などがあります。

以下にそれぞれの金額・振込予定金額をどうやって計算するか、を簡単にまとめました。

この記事のまとめ

【成約手数料】


【通常振込手数料】

振込対象金額PayPay銀行その他の金融機関
30,000円未満55円 / 回176円
30,000円以上55円 / 回275円

【スピード振込手数料】

スピード振込を申請した場合に発生通常振込手数料を差し引いた振込対象金額の3.5%

【その他の手数料】

手数料の種類金額
組戻手数料660円 / 回
再振込手数料300円 / 回
決済手数料42円 / 取引
※中国語版Creemaのみ

【振込金額の計算】

振込対象金額-各種手数料=振込金額

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成約手数料

成約手数料とは

Creemaで作品が「成約」するごとに発生する手数料のことです。

また、Creemaでは、

  • 入会金
  • 月額料金

といった費用は一切発生しません。

Creemaでの「成約」とは?

Creemaの取引では、

お客さまが「受取り完了通知」を送信した時点をもって、
取引完了=成約とみなされます。

Creemaでの大まかな取引の流れ
  • お客さまが作品を購入
  • 作家が商品を発送し、
    「発送完了通知」を送信
  • お客さまが商品を受け取り、
    「受取り完了通知」を送信
  • 取引完了

この「受取り完了通知」がCreemaにおける成約のタイミングとなります。

さつきや
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受取り完了通知が送信されなかった場合は?

たまに、お客さまが商品を受け取った後も

「受取り完了通知」を送信しない

という場合があります。

Creemaでは「発送完了通知」の送信から14日が経過すると、
受取り完了とみなされ、成約扱いとなります。

さつきやの経験では、「受取り完了通知」の未送信はそこまで珍しいことではありません。
発送から半月待たなければなりませんが、いずれ完了になるので、あまりストレスをためないようにしましょう。

Creemaの成約手数料

成約手数料の割合は、出品するジャンルやCreemaの販売対象エリアによって異なります。

【Creema(国内)での手数料率】

【中国語版Creemaでの手数料率】

Creema(国内)とは

一般的に日本国内で利用されているCreema。

中国語版Creemaとは

「台湾・香港版」ともいわれる中国語圏向けのCreema。
販売には申請とCreemaによる審査を通過する必要がある。

作品・素材販売(国内)

食べ物以外の作品・素材などCreemaでの販売商品です。

成約手数料は

商品金額合計の11%(税込)です。

商品金額合計」に含まれるのは以下の料金です。

  • 作品本体の価格
  • オプション料金

以下の金額は商品金額合計に含まれないため、
成約手数料の計算対象にもなりません。

  • 送料
  • ギフトラッピング料金

【ギフトラッピングについて】

Creemaでは、各作品ページごとに「ギフトラッピング」の設定を以下の3通りから必須で選択します。

  • 無し
  • 無料
  • 有料

ギフトラッピングの設定による金額は、
成約手数料の計算対象には含まれません。

ただし、

オプション機能を利用して独自にラッピングサービスを設定した場合、
その金額は商品金額合計に含まれ、成約手数料の計算対象となります。

フード販売(国内)

Creemaに申請することで販売できるフード・お酒・ドリンク商品です。

成約手数料は、

決済総額の15.4%(税込)です。

カテゴリに関わらず、フード販売で一律の手数料率が適用されます。

決済総額」はお客さまが注文時、Creemaから請求される合計金額です。

  • 商品本体の価格
  • オプション料金
  • 送料
  • ギフトラッピング料金

※ 購入者側の銀行振込・コンビニ払いなどで発生する決済手数料は、決済総額には含ません。

中国語版Creemaでの販売

カテゴリを問わず、中国語版Creemaで販売するすべての商品です。

成約手数料は、

決済総額の21%(税込)です。

決済総額の扱いは、前述の国内のフード販売と同じです。

中国語版Creemaでは、台湾での営業税5%がかかりますが、
成約手数料21%の中に含まれています。

また、中国語版では成約手数料に加えて、決済手数料も発生します。

決済手数料は、取引1件につき42円(税込)です。

※ 購入者が銀行振込などで支払う「決済手数料」とは別のものです。
販売者側が負担する手数料となります。

成約手数料の計算

成約手数料を計算するポイント
  • 小数点以下は切り捨て
  • 注文1回ごとに計算する

小数点以下は切り捨て

Creemaで手数料を計算する際は、
小数点以下は計算ごとに切り捨てます。

▼ 具体的な金額を使った計算例はこちら ▼

Creemaで1件の取引が成約しました。

取引内容
・作品価格:800円
・オプション料金:50円
商品金額合計:850円

・送料:500円
・ギフトラッピング:100円
決済総額:1,450円

今回は作品・素材販売(国内)の取引とします。

【成約手数料の計算】は
商品金額合計×11%(税込)

数字を当てはめると以下になります。

850円×0.11=93.5円

四捨五入すると94円になりますが、
Creemaの手数料計算では小数点以下は切り捨てです。

そのため、成約手数料は93円となります。

注文1回ごとに計算する

Creemaの成約手数料は、必ず注文取引1件ごとに計算しましょう。

複数の注文をまとめて計算すると、手数料の金額が変わってしまう場合があります。

▼具体的な金額を使った計算例はこちら▼

Creemaで取引が2件成約しました。

【条件設定】
・商品金額合計はそれぞれ以下の通り。
取引A:850円
取引B:950円

・作品・素材販売(国内)での取引

【成約手数料の計算】は
商品金額合計×11%(税込)

取引A:
850円×0.11=93円(93.5)

取引B
950円×0.11=104円(104.5)

それぞれの成約手数料は、93円と104円です。

成約手数料は2件分を合計すると、197円になります。

【間違った計算例】⇩

2件をまとめて計算してしまうと、以下のようになります。

(取引A+B)
850円+950円=合計1,800円

1,800円×0.11=198円

正しい成約手数料は197円
1円の誤差が出てしまいました。

取引件数が多くなるほど、計算誤差も大きくなりやすくなります。

Creemaの手数料計算では必ず1件ずつ計算しましょう。

キャンセル時の成約手数料はどうなる?

取引がキャンセルになった場合、成約手数料の扱いは、キャンセルの原因が

  • 購入者
  • 販売者

どちらの都合だったかによって異なります。

【購入者都合での取引キャンセル】

購入者側の事情によるキャンセルの場合、
手数料は発生せず、販売者が負担する必要はありません。

【販売者都合での取引キャンセル】

販売者側の事情によるキャンセルの場合は、
成約手数料が発生し、販売者がCreemaに対して支払う義務が生じます。

振込手数料

振込手数料は、

Creemaで振込対象金額を登録口座へ振り込む際に発生する手数料です。

振込手数料には

  • 通常振込手数料
  • スピード振込手数料
  • 再振込手数料

などの種類があります。

Creemaの振込スケジュール

Creemaの売上金の振込は申請制です。

申請方法には

  • 手動申請
    ハンドメイド作家さん自身が希望するタイミングで申請手続きを行う
  • 自動申請
    成約後、一定期間が経過すると自動的に振込申請処理が行われる

の2種類があります。

振込スケジュールは

  • 振込申請が行われた月の月末締め
  • 翌月末に振込

となります。

通常振込手数料

まずは基本となる通常振込手数料について解説します。

成約手数料などの各種手数料を差し引いた振込対象金額を、
登録した銀行口座へ振り込む際にかかる手数料です。

通常振込手数料の金額は

  • 振込対象金額
  • 登録している金融機関

によって異なります。

詳しい金額については、以下の一覧表を参考にしてください。

振込対象金額PayPay銀行その他の金融機関
30,000円未満55円 / 回176円
30,000円以上55円 / 回275円

▼具体的な金額を使った計算例はこちら▼

Creemaで振込申請をしました。

【条件設定】
・成約済みの取引2件の決済総額
取引A:1,450円
取引B:1,550円

・成約手数料:197円
・登録している金融機関:さつきや銀行

振込対象金額を計算してみます。

【取引A・Bの決済総額を合計】
1,450円+1,550円=3,000円

【成約手数料を差し引く】
3,000円-197円=2,803円

振込対象金額は2,803円となります。

今回、通常振込手数料の金額が決まる条件は

  • 振込対象金額が30,000円未満(~29,999円)
  • 登録している金融機関がPayPay銀行ではない

ということになります。そのため、

通常振込手数料は176円となります。

スピード振込手数料

スピード振込手数料は、

スピード振込サービスを利用した際に、
通常振込手数料に追加で発生する振込手数料です。

【スピード振込とは】

スピード振込は、通常よりも早く売上金を受け取れるサービスです。
申請日当日の23:59までに成約が完了した売上金が、翌営業日に振り込まれます。

スピード振込手数料の金額は、

振込対象金額から通常振込手数料を差し引いた残額の3.56%(税込)

計算式は以下の通りです。

(振込対象金額−通常振込手数料)×3.56%=スピード振込手数料

▼具体的な金額を使った計算例はこちら▼

Creemaでスピード振込申請をしました。

【条件設定】
・振込対象金額:2,803円
・通常振込手数料:176円

振込対象金額から通常振込手数料を差し引きます。

2,803円-176円=2,627円

スピード振込手数料の金額を計算します。

(振込対象金額−通常振込手数料)×3.56%=スピード振込手数料

2,627円×0.0356=93円(93.5212)

スピード振込手数料の金額は93円となります。

もうひとつの振込手数料「再振込手数料」については、
次の【その他の手数料】の項目で解説します。

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その他の手数料

ここまでご紹介した

  • 成約手数料
  • 通常振込手数料
  • スピード振込手数料

これら以外にも、Creemaではいくつか手数料の種類があります。

ただし、国内販売で通常の取引を行う限り、あまり発生することはありません。

基本的にはイレギュラー時のみ発生するものですので、簡単に紹介しておきます。

組戻手数料

組戻(くみもどし)」と読みます。

振込手続きの取り消しや修正を行う際に使われる言葉です。

Creemaでの組戻手数料は

登録した銀行口座の番号に入力ミスがあった場合など、
振込エラーが発生した際に発生する手数料です。

組戻手数料は、1回につき660円(税込)となります。

再振込手数料

再振込手数料は、振込エラー等で一度振込が失敗するなど、

再度振込処理を行う際に発生する手数料です。

再振込手数料は、1回につき300円(税込)です。

再振込の方法については、Creema側の判断で決められます。

組戻+再振込の両方負担する場合も

振込エラーが発生するなど
「組戻 → 再振込」という流れになった場合は、

  • 組戻手数料(660円)
  • 再振込手数料(300円)

両方の手数料を支払わなくてはいけない場合もあります。

さつきや
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こうしたミスを防ぐためにも、口座登録の際は

  • 口座情報に誤りがないか
  • 有効な口座か

必ず十分に確認しておきましょう。

決済手数料

成約手数料の解説でも少し触れた「決済手数料」。

中国語版Creemaで取引が成約した場合にのみ、決済手数料が発生します。

金額は、取引1件につき42円(税込)です。

※ 購入者が銀行振込やコンビニ払いなどを利用した際に発生する「決済手数料」とは別のものです。こちらは販売者側が負担する手数料となります。

振込金額

ハンドメイド作家さんにとって最も気になるのは、

「最終的にいくら振り込まれるか」ではないでしょうか。

その振込金額を正確に把握するために、これまで各種手数料について解説してきました。

最終的な振込金額は、
振込対象金額から各手数料を差し引いた金額で決まります。

【国内販売のシンプルな計算式】

振込対象金額−(成約手数料+振込手数料)=振込金額

【中国語版Creemaでの計算式】

振込対象金額−(成約手数料+決済手数料+振込手数料)=振込金額

さらに、

  • スピード振込を利用する場合は、スピード振込手数料
  • 振込エラーが生じた場合には組戻手数料・再振込手数料

もそれぞれ差し引かれます。

▼具体的な金額を使った計算例はこちら▼

Creemaで振込申請をしました。

【条件設定】
・成約済みの取引2件の決済総額
取引A:1,450円
取引B:1,550円
合計:3,000円

・成約手数料:197円
・通常振込手数料:176円

まず、決済総額の合計から成約手数料を引いてみましょう。

3,000円-197円=2,803円

次に、振込対象金額から通常振込手数料を差し引きます。

2,803円-176円=2,627円

最終的な振込金額は2,627円となります。


▼スピード振込を利用した場合▼

さらにスピード振込を申請していた場合、
振込金額はいくらになるでしょうか。

2,627円はすでに成約手数料・通常振込手数料が差し引かれた金額です。

2,627円×0.0356=93円(93.5212)

スピード振込手数料は93円

2,627円-93円=2,534円

スピード振込を利用した場合の
最終的な振込金額は2,534円となります。

振込対象外となる「広告準備金」

手数料や各種費用とは少し異なりますが、

条件によっては振込申請をしても、売上金の一部が振込対象外となる場合があります。

Creemaには「広告準備金」という機能があります。

振込申請をした際、作品プロモーションについて

  • 作品プロモーションを実施している
  • 支払い方法に「クリーマの売上から相殺する」を選択している

この場合、

成約から4か月が経過していない売上金のうち10%が
広告準備金として振込金額の計算から除外されます。

※ これは手数料として差し引かれるわけではなく、振込が保留されるだけで売上自体が消滅するわけではありません。

また、広告準備金に充てられた売上金は、必ずしも作品プロモーションに使用する必要はありません。

手数料を引いた全額を受け取りたい場合は、

  • 作品プロモーションを停止する
  • 支払い方法をクレジットカード払いに切り替える

といった対策をとっておきましょう。

まとめ

今回はCreemaの

  • 手数料の紹介
  • 最終的な振込金額の計算方法

を解説しました。

Creemaでの販売活動のお役に立てましたら幸いです。

さつきや
さつきや

【※この記事は2025年5月31日の情報をもとに執筆しています】

この記事のまとめ

【成約手数料】


【通常振込手数料】

振込対象金額PayPay銀行その他の金融機関
30,000円未満55円 / 回176円
30,000円以上55円 / 回275円

【スピード振込手数料】

スピード振込を申請した場合に発生通常振込手数料を差し引いた振込対象金額の3.5%

【その他の手数料】

手数料の種類金額
組戻手数料660円 / 回
再振込手数料300円 / 回
決済手数料42円 / 取引
※中国語版Creemaのみ

【振込金額の計算】

振込対象金額-各種手数料=振込金額

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