Creema

Creemaで海外販売をはじめたい!審査に合格するポイントを徹底解説

Creema
さつきや
さつきや

今回はCreemaの海外販売申請について、審査に合格するためのポイントを解説します。

自分で海外サイトに出品するのは不安…

というハンドメイド作家さんでも、Creemaの海外向けサイトなら日本版Creemaでの販売活動の延長として手軽に挑戦できます。

ただし、海外版Creemaで販売を始めるには、事前に審査を受けて承認される必要があります。

承認されると、海外版Creemaに作品を掲載・販売することが可能となります。

審査時に確認される主な要素は、以下の5つです。

【こちらの記事は2025年10月4日現在の情報をもとに執筆しております。】

スポンサーリンク

審査合格のためのポイント5つ

Creemaで海外販売を行うには、5つの項目が一定の基準を満たしている必要があります。

審査の対象となる5項目は公式で公表されていますが、具体的な数値はすべて公開されているわけではありません。

ですが、いずれもショップ全体の完成度を示す大切な要素と言えます。

ここからは項目ごとに詳しく見ていきましょう。

日本版Creemaでの販売実績

国内での取引経験がなければ、よりハードルの高い海外販売を承認することは難しい、というのは納得がいきますね 。

日本語版Creemaでの販売実績の基準は60件以上です。

販売実績が60件を超えていれば、購入者コメント(レビュー)は60件未満でも大丈夫です。

すでに人気作家さんであれば話は別ですが、60件の取引は登録したばかりの作家さんにとっては決して簡単な数字ではありません。

とはいえ、この取引件数を達成するまでの期間は販売経験を重ねる大切な時間。

取引に慣れると同時に、写真の見せ方・紹介文の書き方・作品そのもののクオリティを高めていく時間だと思って、ハンドメイド作家としてのスキルを磨きましょう。

販売中の作品数

販売中の作品数については、具体的な合格基準は公式には明らかにされていません。

さつきや
さつきや

販売中の作品数が多いほど審査を受けるときに安心だとは思いますが、画像や説明文のクオリティも同時に確認されていることを忘れないようにしましょう。

大切なのは、自分のギャラリー全体の質を落とさずに作品数を増やしていくこと。

無理に大量出品せずに、コツコツと継続的に新作を追加していきましょう。

審査が承認されたからと言って、その瞬間から販売中の作品が海外版Creemaに並ぶわけではありません。

承認後、自分で海外版に掲載したい作品を選んで設定できるので、ご安心ください。

スポンサーリンク

作品画像

作品画像は枚数や画質など、いろいろな面からチェックされます。

具体的な数字の基準は公開されていませんが、不合格になりやすい例はほかの項目よりも詳しく案内されています。

それだけ、画像が原因で審査に落ちるケースが多いということかもしれません。

審査で注意が必要な画像の例
  • 画像が全体的に暗い
  • ピントがぼやけている
  • 色や明るさを加工しすぎている
  • 背景の色が強すぎて作品が目立たない・見えづらい
  • サイズが小さすぎる
  • 写真の枚数が少なすぎる

これらに加えて、作品の機能や特徴、魅力を正しく伝えているかどうかも重要な審査ポイントです。

写真については「ここまでなら合格」という明確な基準がなく、ハンドメイド作家さんにとって悩みやすいところだと思います。

日頃からいろいろ試してみて、コツコツと地道に質を上げていくのが一番の近道かもしれません。

さつきや
さつきや

作品紹介文

作品紹介文では、その作品の特徴や魅力がきちんと伝わっているかどうかが審査されます。

文字数については記載がないため、「○文字以上」といった基準は特に設けられていないと考えて良いでしょう。

作品についてしっかり伝えようとすると、自然と情報量が増えて文字数も多くなるもの。文字数は大きな問題ではないのかもしれません。

その作品の魅力・特長は誰よりハンドメイド作家さんが知っているはず。余すところなく伝えましょう。

また、作品カテゴリによって、記載した方が良い情報は違うと思いますが、

  • これは何なのか
    (ピアス・クッキー・バッグなど)
  • サイズ
  • 素材

これらのような基本情報は必ず、わかりやすく記載することをおすすめします。

審査のため、というよりも販売トラブル防止を防ぐうえでも大切なポイントです。

基本情報を書いてあっても販売後に「イメージと違った」という事態はどうしても起きるもの。

そのときに、「きちんと記載があった」という事実がハンドメイド作家さんを守ってくれます。

まずは作品に興味を持ってくださったお客様のため、そして自分自身のため、これからの作家活動のため、基本情報は忘れずしっかり記載しましょう。

文章をまとめるのが苦手な方はchatGPTなどのAIを補助として活用するのもおすすめです。

プロフィール紹介文

ショップページのプロフィール紹介文も審査対象です。

Creemaに登録したときに書いて以来、ほとんど手直しをしていない方も多いのではないでしょうか

審査を受ける前に一度見直してみることをおすすめします。

プロフィール紹介文も文字数に関しては記載がなく「充実しているか」が重要となります。

極端に短い文章では、アピール不足で充実していると評価されないと思われます。

具体的にどんなことを書けばよいかは人によって異なり、難しいですが、例えばハンドメイド歴や、作品に関係する資格・経験などは書いておいて損はありません。

作品への想い、ブランドコンセプトなども多くのハンドメイド作家さんのプロフィールで掲載されています。

個人的には「プロフィール紹介文の充実」をあまり難しく考えすぎなくても良いのではないかと思います。

なぜなら、さつきやは運よくCreemaでの海外販売の審査で合格できましたが、プロフィール紹介文は特別すばらしいものでもなかったからです。

ご覧いただくと「この程度でいいんだ」と気が楽になるかもしれません(笑)

【外部リンク】Creema公式内紗月屋ショップページ▼

スポンサーリンク

Creemaで海外販売は申請がなくても可能

実は、Creemaでは特別な申請をしなくても海外への販売自体は可能です。

主な方法は次の2通りがあります。

  • 海外配送を「可」に設定する
  • Buyee経由で受注した場合

海外配送を「可」に設定する

作品登録ページの「海外配送」欄で「可」を選択すれば、その作品は海外のお客さまからの注文も受けられるようになります。

海外へもお届け可能な配送方法を登録しておかないと、「可」を選んでも作品登録はできません。

まずは、海外販売用の配送方法を作成しておきましょう。

ただし、この設定はあくまで日本向けサイト「Creema」での販売であり、「配送先が海外でも対応可能」であるというだけです。

海外のお客さまに積極的に作品を紹介するサービスではありません。

この設定だけで海外からの注文が急増することはあまり期待できないでしょう。

Buyee経由で受注した場合

Buyee(バイイー)は、日本語版Creemaで販売されている作品を海外の方が購入するための代行サービスです。

  • Buyee経由での注文は、日本版Creemaで販売を行っていれば、どのハンドメイド作家さんも受注する可能性があります。特別な設定や届け出をする必要はありません。

Buyee経由での取引の特徴を簡単にまとめると次のようになります。

  • 購入申請はお客さま側で行われ、以降の取引はすべてBuyeeが代行
  • ハンドメイド作家さんがお客さまと直接やり取りすることはない
  • 発送先はBuyeeの日本国内倉庫
  • 作品がBuyeeの倉庫に到着した段階で受取通知や評価が行われる
  • Buyeeが海外のお客さまへ商品を配送する

販売者としては取引相手がBuyeeという業者になるだけで、通常の国内販売と大きな違いはありません。

最終的に作品は海外へ届けられますが、自ら海外販売を積極的に行っているというよりは、あくまで結果的に海外のお客さまへ届く仕組みといえるでしょう。


以上、申請をしなくてもCreemaで海外販売ができる方法をふたつ紹介しました。

ただし、これらはいずれも「もし海外から注文が入った場合にも対応できる」仕組みであり、自分から積極的に海外の販路を広げるものではありません。

そのため、
「もっと多くの海外の方に自分の作品を見てもらいたい」「海外のファンを増やしたい」と考えている方は、Creemaの海外販売申請を行ったほうが良いでしょう。

海外版Creemaユーザーの主な国は?

海外版Creemaで作品を購入しているお客さまは、どの国の方が多いのでしょうか。

主な購入者層は、台湾や香港のハンドメイド好きの方々です。

海外版Creemaは「中国版Creema」とも呼ばれています。

「中国語版」といっても、言語は中国本土で使われる簡体字ではなく、台湾・香港で主に使用されている繁体字で表示されます。

ですが、現時点でCreemaの配送設定では、地域ごとに発送の可・不可を細かく分けて指定することはできません。

そのため、台湾や香港向けの販売が中心にはなるものの、ヨーロッパやアフリカなど、アジア以外の地域から注文が入る可能性もあります。

販売機会は少ないと思いますが、すべての地域に対応できるよう、送料設定をあらかじめ決めておく必要があります。

Creemaで設定する配送地域区分
  • アジア
  • オセアニア・カナダ・中米・中近東
  • ヨーロッパ
  • 南米・アフリカ
  • アメリカ

スポンサーリンク

Creema 海外販売申請の流れ

最後に、Creemaで海外販売申請をしたときの流れを簡単に解説します。

ここまで読んで「申請をしてみたい!」と思ったハンドメイド作家さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

海外販売の申請方法

海外販売申請は、CreemaのWebサイトから簡単に行うことができます。

【海外販売申請の手順】
  • 画面左側のメニューから「ショップ管理・アカウント設定」を開く
  • 「海外・フード販売申請」を選ぶ
  • 「海外販売申請」へ進む
  • 「海外でも作品を販売する」ボタンを押す
  • 海外販売申請が完了

申請内容は「海外でも作品を販売する」ボタンを押すだけです。

この段階では、どの作品を出品するか・発送方法をどうするかなど、細かい設定までは決めていなくても大丈夫です。

「海外販売申請」の項目は、現時点ではアプリ版Creemaには表示されていません。

今後変更される可能性もありますが、申請はブラウザ版Creemaからのみ行えるようです。

操作の際は、パソコンまたはスマートフォンのブラウザからアクセスしてください。

スポンサーリンク

海外販売申請の審査期間

申請が完了すると、「海外販売申請の受付が完了しました」というお知らせが入ります。

審査期間は5営業日が目安です。

その間も日本語版Creemaでの販売活動は通常通り続けられます。

海外販売申請の審査結果が届く

後日、審査結果が通知されます。

  • 【承認された場合】
    • 「海外販売申請の審査が完了いたしました(承認)」
  • 【非承認だった場合】
    • 「海外販売申請の審査が完了いたしました(再申請のお願い)」

もし非承認となっても、申請は何度でも行うことが可能です。

具体的な不合格の理由は通知されませんが、自分のショップページを見直し、改善できる部分を一つずつ整えていきましょう。

審査項目はこの記事の前半でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
「審査合格のためのポイント5つ」をもう一度読む▲

まとめ

今回は、Creemaで海外販売を始めたいハンドメイド作家さんに向けて、審査対象となる5つの項目を中心に解説しました。

あわせて、申請の手順や審査後の流れについてもご紹介しました。

「海外販売に挑戦してみたい」「申請に受からなくて困っている」というハンドメイド作家さんは、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。

さつきや
さつきや
この記事のまとめ

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました