
こんにちは。
『私立さつきや図書館』館長(サイト管理人)の「さつきや」です。
今回は、本が大好きな当サイト管理人さつきやによる、おすすめ本の紹介記事です。
タイトルは『「自分が嫌い」という病』。
どうしても自分に自信が持てない、という方は、ハンドメイド作家さんの中にもいらっしゃると思います。
この本は、そういった方にぜひ読んでいただきたい一冊です。
この本を読むことで、どんなに頑張っても自分をほめられず、自信を持てない理由が見えてくるかもしれません。
それを知ることができれば、ほんの少しでも前に進むきっかけになるのではないでしょうか。
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『「自分を嫌い」という病』の著者・概要紹介
『「自分が嫌い」という病』の著者は、精神科医・精神療法の専門家であり多くの著書を手がけている泉谷閑示さんです。
本書は、
「自分を好きになれない」
「人に心を開くのが苦手」
「結果を出さないと自分の価値を感じられない」
こうした気持ちを抱える人に向けて書かれています。
概要をまとめますと、以下になります。
- なぜ自分を嫌いになってしまうのか
- 自分を愛せなくなった人の生きづらさ
- そこから抜け出すためのどうしたら良いか
自分を理解するきっかけになる一冊で、自己肯定感をどうしても上げられないハンドメイド作家さんにも役立つ内容となっています。
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さつきやが読んだ感想

『「自分が嫌い」という病』を読んで、自分に当てはまる、共感できる部分が多くありました。
この本では、
自分を好きになれない
自分を肯定できない
こうした原因は、親に育てられた環境が大きく影響しているとされています。
わたし自身、この部分で思い当たることが多くあります。
むしろ、幼年期からの親との関係に、全くしこりやトラウマを持っていない人の方が珍しいのではないか、とさえ思います。
そうした人々は、よくある「自分をほめる」「自己肯定感を高める」といった方法よりも、もっと根本的な自分否定感を解決させる方が先決ではないでしょうか。
『「自分が嫌い」という病』には、その点に踏み込んだ内容が書かれています。
意外と、この本を必要としている人は多いのではないかと思います。
必要な人には本当に必要で、必要のない人にはまったく必要のない本です。
『「自分が嫌い」という病』を読んで印象に残ったこと

「ロゴス」とは
この本には「ロゴス」という言葉が繰り返し登場します。
ただ、この言葉の意味を正確に理解するのが難しいと感じました。
文章の流れから大まかなニュアンスはつかめるものの、ロゴスという概念をはっきりイメージしておいた方が、本の内容がより深く理解できると思います。
わたしなりの解釈では、ロゴスとは「本来、人が持っているはずの思いやりや理性に基づいた判断や行動」ということではないか、と。
…でも間違っているかもしれません。
もっとも刺さった言葉
この本を読んで、わたしが最も心に残ったのは「人は白黒まだらな存在」という言葉でした。
人は真っ白でも真っ黒でもない。
光の部分も闇の部分も、そしてその中間(グレー)も併せ持つ存在であり、「良い人」「悪い人」と極端に決めつけられるものではない、ということです。
わたしはもともと好き嫌いが極端になりがちなタイプなので、この部分を読んでグサッと刺さりました。
自分や他人を極端に評価しない視点の大切さに気付かされた、忘れないようにしたい言葉です。
なぜ、ハンドメイド作家さんにおすすめしたいのか

自分が読んで共感できた
まず何よりも、わたし自身が読んで強く共感できたからです。
「自分が嫌い!」とまで強い自己否定感はもっていないものの、本を読みながら当てはまる部分がいくつもありました。
きっと自分と同じように、この本を必要とする方は少なくないはず
そう思い、紹介してみたいと思いました。
同じ想いのハンドメイド作家さんも多いのでは

ハンドメイド作家さんが活動を始めた理由は、もちろん「ハンドメイドが好きだから」という気持ちが大きいと思います。
ですが、
自分に自信を持ちたい
誰かに認められたい
といった満たされない思いを抱えて「何か」を求めて始めた方も多いのではないでしょうか。
そうした方にとって、この本は共感できる部分や今より楽に生きられるヒントが見つかる一冊だと思います。
必要以上に落ち込んだり自分を責めないで済むようになれる

この本を読むことで、
「自分が好きになれない」
「自信が持てない」
という気持ちの背景が見えてくるかもしれません。
理由が見つかっただけでもちょっと気持ちが軽くなることもあります。
この本にはそうした人がどうすればよいのかも書かれています。
今よりも、必要以上に落ち込んだり、自分を責めたりしなくて済むようになったら、という思いで紹介したいと思いました。
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注意点

トラウマを抱え、極端な「自己虐待」に陥っているなど、しっかりと治療を受ける必要がある深刻なケースもあると思います。
そうした場合には、本を読むだけで改善しようとは考えず、まずは専門的な支援を受けることを検討すべきだと思います。
この本はあくまで、自分の心の状態を客観的に見られるようになるための「第一歩」として活用するのが良いと思います。
自分の心と向き合い、「治療を受けた方が良いかもしれない」と思った方は、一度、専門機関へ相談してみても良いでしょう。
もちろん、治療が必要かどうかの判断など、専門家ではない一個人が正確に判断はできないでしょう。
ですが、無理に一人で抱え込むよりも、必要なときに適切な助けを求めることも大切だと思います。
『「自分が嫌い」という病』の商品情報・どこで買える?

商品情報
タイトル | 『「自分が嫌い」という病』 |
著者 | 泉谷 閑示 |
出版年 | 2025年 |
出版社 | 幻冬舎新書 |
定価 | 940円+税 |
どこで買える?
『「自分が嫌い」という病』は2025年出版の新しい書籍なので、全国の書店やネットショップで購入可能です。
安く手に入れたい方は
◎中古書店
◎フリマアプリ
などで探してみても良いでしょう。
また、地元図書館などにも蔵書があるかもしれません。
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まとめ
今回は『「自分が嫌い」という病』という本をご紹介しました。
もし、自分に対してどうしてもポジティブな感情を持てないハンドメイド作家さんがいらっしゃったら、一度読んでみることをおすすめします。
「売れたら自信が持てる」
「人気作家になったら認められて幸せになれる」
そう信じて頑張ることも大切ですが、それよりも先に、自分の内面と向き合った方がいい場合もあります。
この本は、そんな一歩を踏み出すきっかけになってくれるかもしれません。
ご興味のある方は、ぜひお手に取ってみてくださいね。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。
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