
こんにちは。
『私立さつきや図書館』館長(サイト管理人)の「さつきや」です。
今回は、minneで販売する際にかかる
・手数料について
・最終的な振込金額の計算手順について
わかりやすく解説します。
minneの手数料には、販売手数料・振込手数料の2種類があります。
以下にそれぞれの金額と、振込予定金額の計算方法を簡単にまとめました。
【販売手数料】
通常会員 | 売上金額×10.89% |
minne PLUS会員 | 売上金額×10.56% |
【振込手数料】
すべての会員 | 一律 220円 / 回 |
【振込金額】
1か月分の売上金額-販売手数料・振込手数料=振込金額
これから、
具体的な計算シミュレーションも掲載していますので、ぜひご覧ください。
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販売手数料

販売手数料とは
minneでの販売取引が完了した時点で発生する手数料です。
通常会員のハンドメイド作家さんは、
作品が売れるまでminneに対して料金を支払う必要はありません。
※ 有料プラン『minnePLUS』の会員は注文の有無に関わらず、
会員料金(月額1,650円または年額16,500円)がかかります。
minneでの「取引完了」とは?
minneの販売取引では、
ハンドメイド作家さんが「発送完了通知メール」を送信した時点をもって、
取引完了とみなされます。
- お客さまが作品を購入
- 作家が商品を発送し、
「発送完了メール」を送信 - 取引完了
この「発送完了メール」の送信がminneでの取引完了のタイミングです。
minneの販売手数料
手数料の割合はminneで登録している会員の種類によって異なります。
【販売手数料】
通常会員 | 売上金額×10.89% |
minne PLUS会員 | 売上金額×10.56% |
販売手数料の計算
売上金額にはオプション料金や送料も含まれる
販売手数料の金額はそれぞれ
売上金額×各会員に応じたパーセント
で計算されます。
売上金額とは
これらすべてが含まれます。
計算結果の小数点以下は切り捨て
minneの販売手数料は、
計算結果の小数点以下は切り捨てます。
▼ 具体的な金額を使った計算例はこちら ▼
minneで1件の販売取引が完了しました。
【取引内容】
・作品価格:600円
・オプション料金:50円
・送料:240円
売上金額:890円
今回は通常会員の手数料率10.89%で計算でします。
【販売手数料の計算】は
売上金額×10.89%
数字を当てはめると以下になります。
890円×0.1089=96.921円
四捨五入したら97円になりますが、
minneの手数料計算では小数点以下は切り捨てです。
販売手数料は96円となります。
注文1回ごとに計算する
minneの販売手数料は、必ず販売取引1件ごとに計算しましょう。
複数の注文をまとめて一度に計算すると、手数料の計算結果が変わってしまう場合があります。
▼具体的な金額を使った計算例はこちら▼
minneで取引が2件完了しました。
【条件設定】
・売上金額はそれぞれ以下の通り。
取引A:890円
取引B:740円
・通常会員
【販売手数料の計算】は
売上金額×10.89%
取引A:
890円×0.1089=96円(96.921)
取引B
740円×0.1089=80円(80.586)
販売手数料はそれぞれ96円・80円です。
成約手数料は2件分を合計すると、176円になります。
⇩【間違った計算例】⇩
試しに、2件をまとめて計算してみましょう。
条件・金額は上記の計算と同じです。
(取引A+B)
890円+740円=1,630円
1,630円×0.1089=177円(177.507)
正しい販売手数料は176円。
誤差が1円ほど出てしまいました。
取引件数や金額が多くなるほど、計算の誤差も大きくなります。
minneの手数料を計算する際は、1件ずつ計算しましょう。
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振込手数料

振込手数料とは、
minneで対象金額の振込時にかかる手数料です。
振込手数料は、振込一回ごとに発生します。
【振込手数料】
すべての会員 | 一律 220円 / 回 |
minneの振込スケジュール
minneの売上金振込は
というスケジュールで行われます。
振込申請などの手続きは不要です。
▼振込スケジュールについて、詳しくはこちらの記事で解説しています。▼
▼サイト内リンク:minne売上金の振込はいつ?スケジュールをわかりやすく解説!
振込手数料は一律220円
minneでは、売上金が振り込まれる際、
振込手数料として1回あたり一律220円がかかります。
金融機関、口座の種類に関係なく、同じ料金が適用されます。
また、minneの通常会員・minne PLUS会員ともに金額は変わりません。
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振込金額

ここまで手数料について解説してきました。
しかし、ハンドメイド作家さんにとって大切なのは、
「最終的にいくら振り込まれるか」ということでしょう。
最終的な振込金額は、
振込対象金額から販売手数料・振込手数料を差し引いた金額となります。
【振込金額の計算】
1か月分の売上金額-販売手数料・振込手数料=振込金額
▼具体的な金額を使った計算例はこちら▼
月末になり、minneで売上金が締められました。
【条件設定】
・一か月の売上金額
取引A:890円
取引B:740円
合計:1,630円
・通常会員
・販売手数料:176円
・振込手数料:220円
まず、売上金の合計から販売手数料を引いてみましょう。
1,630円-176円=1,454円
次に、振込対象金額から振込手数料を差し引きます。
1,454円-220円=1,234円
最終的な振込金額は1,234円となります。
販売価格は手数料も考えて
結果を見ると、販売手数料・振込手数料を合わせて、
396円が差し引かれている
ことになります。
引かれる金額は決して少なくはありませんね。
しかし、これら手数料を支払うことで、
ハンドメイド作家さんはminneを利用して安全で快適な販売活動ができます。
手数料は、ハンドメイド作家として活動するための必要経費です。
作品の販売価格を決めるときは、
手数料を差し引いた上で利益が残るよう、
計画的に設定しましょう。
補足情報
minneの販売手数料・振込手数料についての解説、
振込金額の計算手順の説明は以上です。
ここからは補足情報として、
について、ご紹介したいと思います。
振込時に送料が差し引かれる「らくらくミンネコパック」
振込時に差し引かれる手数料以外の費用として、
「らくらくミンネコパック」の利用料があります。

【らくらくミンネコパックとは】
minneとヤマト運輸が提携して提供している配送サービス。
作品販売の発送に「らくらくミンネコパック」を利用した場合、
売上金の振込時にまとめて送料が差し引かれます。
発送ごとに送料を個別に支払う必要がありません。
売上金の繰越は基本不可

売上金の振込は、
で行われることは、この記事で解説したとおりです。
ですが、

振込手数料を節約したいから、
売上金がもっと貯まるまで繰り越したい
と思う方もいるかもしれません。
残念ながら、minneでは利用者の希望で売上金を繰り越すことはできません。
ただし、特定の条件を満たした場合に限り、自動的に繰り越されるケースはあります。
売上金の繰越については、こちらの記事で詳しく解説しています。
▼サイト内リンク:minneの売上金の振込は繰り越しできる?適用条件2つを解説
まとめ
今回は、
について、詳しく解説しました。
数字が続いて少し難しく感じた方もいるかもしれません。
手数料の計算は、minneでの販売活動においてとても重要なポイント。
仕組みを正しく理解しておくことで、安定したハンドメイド活動の継続につながりますよ。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。
【※この記事は2025年4月7日の情報をもとに執筆しています】
【販売手数料】
通常会員 | 売上金額×10.89% |
minne PLUS会員 | 売上金額×10.56% |
【振込手数料】
すべての会員 | 一律 220円 / 回 |
【振込金額】
1か月分の売上金額-販売手数料・振込手数料=振込金額
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