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iichiに顧客管理機能が新登場!データを活かすコツを解説

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さつきや
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2025年9月、iichi(イイチ)に新しく「顧客管理」機能が追加されました。

これまで出品者が確認できる情報は「受注管理」画面での取引履歴のみでした。

しかし、今回のアップデートにより、お客さまごとにこれまでの取引を確認できるようになりました。

【この記事で紹介する内容】
  • iichi顧客管理機能の概要
  • そこから得られる情報を作家活動にどう活かせるか

ぜひこの記事を参考に、iichiの顧客管理機能を上手に活用してみてくださいね。

【こちらの記事は2025年9月25日現在の情報をもとに執筆しております。】

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iichi「顧客管理」機能の概要

iichiの「顧客管理」機能は、これまでの「受注管理」画面とは異なり、取引情報を購入者ごとにまとめて確認できる新しい機能です。

取引単位でしか履歴を見られなかったこれまでよりも、「誰が・どんな作品を・どのくらい購入しているのか」を把握しやすくなりました。

「顧客管理」機能はどこで確認できる?

「顧客管理」機能には大きく分けて2種類の画面があります。

  • 「顧客管理」ページ
    これまで販売取引を行った購入者(顧客)を一覧で表示
  • 「顧客情報」ページ
    個別の購入者ごとの取引履歴やメッセージ内容を詳しく確認できる

まずは、それぞれのページの場所と確認方法を見ていきましょう。

「顧客管理」機能を利用するには、アプリ版・ブラウザ版どちらの場合も、ログインした状態で操作する必要があります。

「顧客管理」ページの場所

「顧客管理」ページは、iichiのメニュー一覧からアクセスできます。

メニューの表示場所は、アプリ版とブラウザ版(Web版)で少し異なります。

  • 【アプリ版iichi】
    ⇒画面右下の「メニュー」をタップ
    ⇒表示された一覧の中から「顧客管理」を選択
  • ブラウザ版iichi】
    ⇒画面左側に表示されているメニュー内の「顧客管理」をクリック

「顧客情報」ページの場所

「顧客情報」ページは、特定の購入者(顧客)との取引履歴を確認したいときに使います。

確認方法は2通りあるので、状況に応じて使い分けましょう。

  • 「顧客管理」ページから確認する
    ⇒一覧に表示された顧客の中から、確認したい方をタップ/クリック
  • 「受注管理」ページまたは「取引ナビ」から確認する
    ⇒購入者(顧客)の名前をタップ/クリック

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「顧客管理」機能で何がわかる?

「顧客管理」ページでは、これまでに販売取引を行った購入者(顧客)が一覧で表示されます。

具体的には、以下の情報を確認できます。

  • ユーザー名(iichi内での表示名)
  • 注文回数(○回)
  • 合計注文金額

さらに、顧客一覧から各「顧客情報」ページを開くことで、より詳しい内容を確認できます。

「顧客情報」ページでは、次の情報が表示されます。

  • ユーザー名(iichi内での表示名)
  • 注文回数(○回)
  • 合計注文金額
  • 取引ごとの詳細情報
    • 取引の状態(完了など)
    • 受注日
    • 注文番号
    • 購入された作品の名前・価格・数量
  • 取引ナビへのリンク

これにより、「この方は何回目の購入か」「どんな作品を選んでいるか」といった情報を一目で把握できるようになりました。

iichi内での購入者との関係をデータとして把握できるようになったことで、使い方次第でハンドメイド作家さんにとって強力なツールとなります。

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顧客管理機能からわかる情報の活用方法

ここからは、iichiの「顧客管理」機能から得られる情報を、具体的に販売活動へ生かす方法をご紹介します。

ただ何となく一覧を眺めるだけでなく、データとして活用することで、自分の販売スタイルを客観的に見直すきっかけにもなります。

日々の制作や販売を少し工夫するだけで、ハンドメイド作家としての活動に弾みをつけることができるでしょう。

リピーターの好みを把握する

自分の作品を何度も購入してくださるお客さま、つまりリピーターさまの好みを把握し、作品づくりに生かしてみましょう。

同じお客さまが複数回購入している場合、そのお客さまに好まれている条件の傾向が見えてきます。

  • モチーフ
  • 価格帯 など

「自分のファンはどんな作品を求めているのか」を考えることは、新しいデザインを考える際の良いヒントにもなります。

その傾向を新作づくりや仕入れの方向性に反映させることで、リピーターのお客さまの満足度がさらに高まり、同じ趣味やテイストを好む新しいお客さまも集まりやすくなるでしょう。

CHECK

もちろん、「自分が表現したい世界を大切にしたい」「売れることを目的にしたくない」という考え方も素晴らしいものです。

ただ、お金のやり取りが発生する販売活動を行う以上、お客さまのニーズを把握しておくことは決して損にはなりません。

最終的にどこまで取り入れるかは、ハンドメイド作家さんご自身の判断です。

販売戦略を立てる

購入回数や合計金額を分析することで、自分の顧客層の特徴が見えてきます。

  • 少額を何度も購入する
  • 高単価を年に数回購入する

このような傾向を把握しておくと、販売価格の設定やシリーズ展開を考える際に役立ちます。

POINT

「よく購入してくださる層に合わせて商品構成を見直す」という使い方もできますし、「今後は別のタイプのお客さまにも手に取ってもらいたい」といった方向転換にも活かせます。

現在の顧客層に合わせるだけでなく、新しい層を開拓したい場合は、作品の見せ方や価格帯、販売方法を少し変えてみるのも一つの方法です。

顧客管理機能から得られるデータを参考に、販売戦略を少しずつ工夫してみましょう。

メッセージ対応に活かす

販売件数が増えてくると、お客さまとのやり取りをすべて覚えておくのは難しくなってくるものです。

顧客管理機能を活用すれば、これまでそのお客さまとどんな取引をしてきたのかを簡単に確認できます。

2回目以降のご利用であれば、メッセージで連絡をする際に「いつもありがとうございます」など、一言添えるだけで印象が大きく変わります。

MEMO

お客さまの中には、作品だけでなくハンドメイド作家との交流そのものを楽しみにしてくださる方もいます。

そうしたリピーターさまには、これまでのやり取りを踏まえた一言を付け加えることで、より心の通った楽しい取引となるでしょう。

トラブル・質問対応に活かす

販売活動を続けていると、過去のやり取りの中でトラブルやお問い合わせを受けることもあるでしょう。

iichiの顧客管理機能は、そうした過去のやり取りを思い出す助けにもなります。

以前どのような対応をしたお客さまなのか、どんな経緯で質問があったのかを把握しておくことで、落ち着いたやり取りがしやすくなります。

CHECK

もし以前にトラブルやクレームがあったお客さまからリピート購入があった場合、あえてその件を蒸し返す必要はないと思います。

ただし、再びご縁をいただけたことに感謝の気持ちを伝えるなど、丁寧な対応を心がけることで好印象につながります。

また、同じような条件で複数のお客さまから似た質問が寄せられている場合は、商品ページの説明文を見直すサインかもしれません。

顧客管理機能を使って過去の問い合わせ傾向を振り返ることで、販売ページをよりわかりやすく改善するヒントにもなります。

これまでの販売活動を振り返ってモチベーションにつなげる

ハンドメイド作家さんも、ときには疲れてしまったり、自信をなくしてしまうこともあります。

そんなときは、iichiの顧客管理ページを開いて、これまでの販売活動を振り返ってみましょう。

こんなにたくさんのお客さまが購入してくださったんだ

この方は3回もリピートしてくれている!

数字や名前を見ることで、自分の努力が確かに形になっていることを実感できます。

ハンドメイド作家としての成果を「見える化」することで、制作や販売のモチベーション維持にもつながります。

少し疲れたときこそ、これまでのお客さまとの出会いや温かいやり取りを思い出してみてください。

きっと、また前を向いて制作に取り組む力をもらえるはずです。

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まとめ

今回はiichiの顧客管理機能について、概要と活用方法をご紹介しました。

顧客管理機能を使いこなすことで、リピーターの傾向をつかんで作品づくりの方向性を見直したり、購入履歴をもとに丁寧な対応を行ったりと、販売活動の質を高めることができます。

今後もiichiのアップデートによって、顧客との関係を築くための機能がさらに拡充されることが期待されます。

販売数が増えてきた作家さんこそ、この機能を上手に使って日々の活動に役立ててみてくださいね。

さつきや
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