こんにちは。
『私立さつきや図書館』館長(サイト管理人)のさつきやです。
ハンドメイド作家として活動しているけど、minneで買い物もしたい! でも、自分が作家だと知られたくない…
そんなふうに思ったことはありませんか?
minneには会員登録やログインなしで購入できる「ゲスト購入」という仕組みがあります。
これを活用すれば、 登録アカウントと紐づけされず、ハンドメイド作家と知られることなくminneで買い物できます。
また、 「購入する側」と「販売する側」両方の視点からゲスト購入を知っておく ことで、販売活動にも役立ちますよ。
minneで「買う」と「売る」の両面からゲスト購入を解説していきます!

ハンドメイド作家さんが作家と知られずに購入するにはゲスト購入がおすすめ
ハンドメイド・マーケット『minne』とは

基本利用料 | 通常会員:無料 minnePLUS会員:1,650円/30日間 |
販売手数料 | 通常会員:10.89% minnePLUS会員:10.56% |
振込手数料 | 一律220円 |
登録作家・ブランド数 | 92万件以上 |
アプリのダウンロード数 | 1500万件超 |
『minne』は、個人や法人がハンドメイド作品を販売・購入できる大手マーケットプレイスです。
ハンドメイド作品を「売りたい」「買いたい」という多くの人がminneを利用しています。
ハンドメイド作家がゲスト購入を利用する理由とは?

作家さんそれぞれに事情はあると思いますが、
「ハンドメイド作家であることを知られずに買い物をしたい」
というケースは意外と多いのではないでしょうか?

ブログ管理人「さつきや」は、minneで「紗月屋」というパーツショップを運営しています。
ハンドメイド作家さんのお客さまも多く、メッセージのやり取りもよくさせていただいています。
その中には、
販売活動をしているので、知られたくないからレビューは書けませんが…
と、メッセージで到着の報告をしてくださる方もいらっしゃいます。
一方で、SNSで「紗月屋でパーツを購入しました!」と紹介してくださる方もいます。
どちらが良いではなく、考え方や判断は作家さんによってそれぞれだと思います。
ただ、どこで仕入れや買い物をしているかを知られたくない作家さんが一定数いることを、パーツショップの運営を通じて感じています。

そんなときに便利なのが minneの「ゲスト購入」 です。
ただし、ゲスト購入には使える機能に制限があるため、注意点もあります。
次の項目では、まず「ゲスト購入とはどんな仕組みなのか」を詳しく解説します。
ゲスト購入とは

「ゲスト購入」とは、minneで会員登録やログインをせずに作品を購入できる仕組みです。
minneの会員でない方はもちろん、 すでに登録済みの方でも、ログインせずに購入することが可能 です。
ただし、 ゲスト購入では一部の機能が使えない ため、通常の会員購入とは異なる点があります。
ゲスト購入では、購入に必要な最低限の機能を利用できます。
一方で、minneの会員機能の一部が制限されるため、以下の機能は利用できません。
minneのゲスト購入は、ログイン不要で気軽に利用できる便利な仕組みです。
一方で、購入履歴が残らない、レビューが書けないなど通常の注文とは異なる点もあります。
また、 一部の支払い方法は利用できないため、購入時には注意しましょう。
支払い方法 | ゲスト購入での利用 |
---|---|
クレジットカード | ◯ |
Apple Pay | ◯ |
Amazon Pay | ◯ |
Google Pay | ◯ |
d払い | ◯ |
auかんたん決済 | ◯ |
後払い決済 | ✕ |
コンビニ払い | ✕ |
Pay-easy(ペイジー) | ✕ |
次の項目では、ゲスト購入をする場合のポイントについて解説します。
ゲスト購入する場合
minneでは、会員登録済みのハンドメイド作家さんでも「ゲスト購入」を利用することが可能 です。
ゲスト購入の方法は簡単で、アカウントにログインせずに購入手続きを進めるだけです。
ですが、注意点もあります。
すでに少し触れましたが、ゲスト購入では一部の機能が制限されます。
それについて、購入の際に気をつけるべきポイントをまとめました。
ゲスト購入を利用する際の注意点

ゲスト購入では、通常の購入と異なり、主に以下の機能が利用できません。
これらの中で、特に注意する点をこれから解説します。
購入前の質問・メッセージ送信ができない

ゲスト購入では、購入後はメッセージ機能でやり取りができますが、購入前の問い合わせを送ることができません。
そのため、作品について事前に質問したい場合は、ログインしてメッセージを送る必要があります。

この場合は、「登録アカウントにログインした状態で購入」することを個人的にはおすすめします。
購入者と問い合わせた人が同じであれば、販売者の作家さんが 「誰からの注文か」わかりやすく、スムーズに取引を進められます。
販売者側の視点に立つと、
「先日問い合わせをくれた人かな?」
と思っても、なかなか確認しづらい場合もあります。
このようなケースでは、さつきや個人の意見ではゲスト購入をあまりおすすめしません。
もちろん、これはあくまで個人的な意見であり、状況によって判断が分かれる部分でもあります。
クーポンやギフトチケットは利用できない
minneでは、購入価格が割引されるクーポンが積極的に発行されています。
また、支払い時に利用できるギフトチケットというサービスもあります。
しかし、これらはゲスト購入では利用できません。
そのため、
どちらを選ぶかは、その人の優先順位によって判断するのが良いと思います。
注文履歴がアカウントに残らない
ゲスト購入では、会員ページ内で注文履歴を確認することができません。
登録アカウントでminneにログインしても、ゲスト購入の取引ページや履歴は紐づけされていないので注意しましょう。
ゲスト購入の取引ページには、購入時のメールに記載されたリンクからアクセスできます。
また、取引ページには有効期限があり、一定期間が過ぎるとアクセスできなくなるため注意しましょう。
注文履歴が必要な場合は、これらの対策をしておくと安心です。
注文履歴が必要な場合は、これらの対策をしておくと安心です。
インボイスについて
ゲスト購入でも、取引ページからインボイス(適格請求書)の発行は可能です。
取引ページの有効期限内に発行しましょう。
次は、販売活動をするハンドメイド作家さんがゲスト購入をされた場合について解説します。
ゲスト購入された場合

ハンドメイド作家として作品を販売していると、「ゲスト購入」で注文が入ることがあります。
通常の注文と違いはあるのでしょうか?
この項目では、販売者側から見たゲスト購入の特徴を解説します。
ゲスト購入かどうかを見分ける方法
ゲスト購入で注文が入った場合、注文ページのお客様氏名の横に(ゲスト購入)と表示されます。
通常の注文では 購入者のニックネームが表示される場所のため、一目で見分けられます。
通常注文との違い
販売者側の取引の流れ自体は、通常の注文と大きく変わりません。
ただし、ゲスト購入は minneの一部機能が制限されているため、通常の注文とは異なる点があります。
ゲスト購入の特徴
ここからは、ゲスト購入の主な特徴について詳しく解説します。
支払い方法について
ゲスト購入では、購入手続きと同時に決済が完了する支払い方法のみ利用可能です。
支払いが確定した状態で注文が入るため、待ち時間なくスムーズに取引できます。

さつきや自身もminneで販売をしていますが、未払いキャンセルはかなり残念な気持ちになります…
「未払いキャンセル」または「無言キャンセル」とも呼ばれますが、こうした心配がないのはゲスト購入の大きなメリットですね。
レビューについて
ゲスト購入では、購入者がレビューを投稿することができません。
レビューはお客様の任意ですが、いただけるととても嬉しいものですよね。
管理人さつきやも、いつも感謝しています。

ゲスト購入ではシステム上レビューが書けないため、「購入者の声をショップページに反映できない」という点は、販売者側にとって少し残念かもしれません。
注文情報の有効期限について
ゲスト購入の取引画面には有効期限があります。
ゲスト側の有効期限は公式には発表されていませんが、販売者側では180日を過ぎると注文情報の一部が確認できなくなることがわかっています。
注文日や注文内容(売れた作品、注文代金など)は、引き続き会員ページからメニューの「売れたもの」や「売上確認」で確認できます。
ただ、180日以上経過した後にお客様の個人情報が必要になるケースはほとんどないため、販売活動に大きな影響はないでしょう。
ゲスト購入は販売側も安心できる仕組み
レビューがもらえない点はやや残念ですが、ゲスト購入は「会員登録なしでの購入を可能にする仕組み」です。
また、万が一のいたずら注文やトラブルのリスクを考えると、一定の制限やルールがあることで販売者側も安心して取引ができる とも言えます。
次は、ハンドメイド作家さんが販促活動をするときに「ゲスト購入」を利用するアイデアについて解説します。
ゲスト購入を販促に活かす方法
ここまで、ゲスト購入をする場合・された場合の違いや注意点について詳しく解説してきました。
この項目では、ゲスト購入を上手に活用して、販売促進につなげるアイデアを紹介します。

ハンドメイドイベントでゲスト購入を宣伝しよう
これまで解説してきたように、ゲスト購入を利用すれば、minneの会員登録なしで作品を購入することができます。
この特長を活かせば、minneを使ったことのない方にも、気軽にネット購入を勧めることが可能 です。
ゲスト購入を活用した販促アイデア
例えば、ハンドメイドイベントで作品に興味を持ってくれた方に、
minneのショップでも購入できますよ
と伝えるだけでなく、
会員登録をしなくてもお買い物できますよ
と案内すると、購入のハードルが下がり、気軽にショップを見てもらえる可能性が高まります。

販売者側にとっても、お客さまに負担を感じさせずに販促につなげることができる ので、気軽に試しやすい方法です。
準備しておくと良いもの
販促効果をより高めるために、以下の準備をしておくと、お客さまへのご案内がスムーズになります。
ゲスト購入は、「ネットショップ訪問の敷居を下げるツール」として活用できます。
ハンドメイドイベントなどで 「minneでも買えますよ」 と案内するときに、「会員登録しなくても購入できます」 と伝えることで、より多くの方に興味を持ってもらえるでしょう。
QRコード付きのショップカードや名刺を準備し、ゲスト購入を販促の一環として活用するのもおすすめです。
まとめ
この記事では、minneのゲスト購入について詳しく解説しました。
ゲスト購入は、会員登録やログインをせずに作品を購入できる仕組み です。
そのため、minneに登録しているハンドメイド作家さんが「作家と知られずに気軽に買い物を楽しみたい」ときにも非常に便利 です。
また、販売者としてゲスト購入された場合には、「購入者とのメッセージ履歴が一定期間後に消えてしまう」など、通常の注文とは異なる点があります。
こうした違いを理解しておくと、取引対応がよりスムーズになります。
ゲスト購入の仕組みを理解し、通常の注文との違いを把握した上で、販促活動にもぜひ活かしてみてくださいね!
これからも、ハンドメイド作家さんがより良い販売活動を楽しめますように!

今回もお読みいただき、ありがとうございました。
ハンドメイド作家さんが作家と知られずに購入するにはゲスト購入がおすすめ
【※この記事は2025年2月21日の情報をもとに執筆しています】
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